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人事評価制度とは一体何か?人材育成とは一体何か?

2016.9.2.

人事評価制度とは一体何なのでしょうか?

単純に規則や規程といった観点から見ると「社員の仕事ぶりを評価し賃金などの

処遇に反映させる制度」です。

言ってみれば、社員の仕事ぶりに応じて、その見返りとして賃金を支給するため

の制度です(もちろん賃金だけではありませんが)。

 

しかし、本質は違います。

あくまでも「人材育成・組織活性化・業績向上」が人事評価制度の本質です。

人材育成だけでも、組織(職場)の活性化だけでも、業績向上だけでもありません。

また、よく「人事評価制度=人材育成」と言いますが、人材育成のその先、

すなわち「業績向上」までをも求めるものこそが人事評価制度なのです。

 

人材育成とは一体何なのでしょうか。

スキルアップやモチベーションアップへの取り組みは人材育成そのもので、

社員にとっても会社にとってもとても大切ですが、もっと根本としての意味で

言うならば「つなげていくもの」なのです。

 

人を育てることで、会社(自分)の「思い」を脈々とつなげていくのです。

それが未来に向かって継続することで、習慣となり、伝統となり、風土となり、

社員と会社の成長をサポートするのです。

 

このような観点で人材育成を捉えると、スキルアップ策もモチベーションアップ

策も従来とは全く違ったものになるのではないでしょうか。

 

自社の「理念」「ビジョン」を社員の「行動規範」までブレークダウンし、

そして社員のあるべき意識と仕事ぶりを具体化するものこそが「人事評価制度」

なのです。

 

従って、人材育成の重要な手段としての人事評価制度と共に、自社の戦略実現に

向けた実践的で中心となるシステムなのです。

 

「神は細部に宿る」、これはドイツのある建築家の言葉ですが、ひとつひとつの

細かい仕事ぶり評価基準に、人事評価制度の本質、人材育成の本質が具現化して

いるような制度を作りたいものです。

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